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カフェ・トゥーバ

料理名(日・英・現地語)


カフェ・トゥーバ(日本語)
Café Touba(フランス語)
同上(ウォロフ語)

食されている国や地域


セネガル

この料理って?


コーヒー豆とジャールというスパイスを煎って淹れたコーヒーで、セネガルの各地で飲まれています。濃く淹れたドリップコーヒーですが、ジャールの独特の香りとピリっとした刺激と、砂糖の甘みが口に広がります。

材料 4人分


コーヒー豆(アラビカ豆)
カップ4

ジャール※
カップ2


お好みでフィルターで濾すときにクローブを入れたり、出来上がったあとに粉ミルクを加えるという楽しみ方もあります。
※ジャールはセネガルではカフェ・トゥーバにのみ使われる香辛料です。学名Xylopia aethiopica。ギニアペッパーとも呼ばれます。

調理手順


1)生豆の皮を除去する。
2)豆を煎り器で煎る。全体に火が通るように、揺らして豆を常に動かす。



3)ある程度豆に焼き色が付いたら、ジャールを入れる。



4) 全体的に濃い黒色に変化したら、臼に入れる。



5) 豆とジャールが粉末になるまで、しっかりとつく。



6) 粉末状になったら、漉し器(フィルター)の上に粉を入れ、お湯をかける。



7) 最後にお好みの量で砂糖を入れて、出来上がり。


フィールドメモ


セネガル国内の路上や市場で、一杯50フランCFA(約10円)で売られています。市販のネスカフェを売っている売り子と、カフェ・トゥーバを売っている売り子がいて、どちらのカフェを売っているか確認しないといけません。都市部にあるスーパーマーケットでは、粉末にしてパックされたカフェ・トゥーバが市販されています。お土産にも最適です。
名前についている「トゥーバ」は、セネガルのイスラーム神秘主義教団「ムリッド」の拠点となっている都市の名前です。この教団の名祖アマドゥ・バンバが、彼のもとを訪れた信徒にそれぞれ淹れていたという伝承があり、それがカフェ・トゥーバの名前の由来と言われています。ムリッドの信徒だけでなく、他の教団やキリスト教徒、隣国出身者も飲んでいる、人気のコーヒーです。

紹介者:池邉智基