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ドロワット:チキンの煮込み

写真2ドロワット完成図

料理名(日・英・現地語)


チキンの煮込み・ドロワット(アムハラ語)

食されている国や地域


エチオピア

この料理って?


エチオピアの新年や宗教祭日などに食べる特別のごちそうです。牛肉と違い鶏肉は鶏を一羽しめないと、食べることができません。お祝いの食卓に間に合うようにお母さんはまだ夜も明けきらないうちから調理を始めます。

材料 (4人分)


玉ねぎ
2kg

にんにく
1個

1羽

トマトペースト 100g(ホールトマト缶でもOK。その場合は水気を切ってから入れる)

一人1個(ゆで卵にします)

サラダ油
200cc

適量

適量(エチオピア北部では岩塩を砕いて使います)

レモン
半分

バルバレ 1カップ(辛さはお好みで。もっとたくさん入れることもあります。エチオピア独自のスパイス、唐辛子、ドライオニオン、ドライガーリック、ドライジンジャー、数種類のハーブを粉にしたものです)

キベ(エチオピアの発酵バター)
適量




調理手順



1)玉ねぎ全部とにんにくの半量をみじん切りにする。
 油を入れて大きな鍋で玉ねぎとにんにくを炒める。
2)卵はゆで卵にする。
3)鶏肉はさばいた後、塩やレモンなどをすり込みにおいを消す。
 部位ごとに鍋に入る大きさに切る。
 鍋に湯を沸かし、塩ひとつまみを入れて、鶏肉を5分ほどさっと下茹でする。
 鍋から取り出して、灰汁や汚れを取る。
4)1)の玉ねぎの鍋にトマトペーストを入れてひと煮立ちしたら、弱火にして、バルバレ1カップを何回かに分けて加える。
 水を材料がひたひたになるくらいまで入れる。
 水はあまり加えないが、焦げ付きそうだったら少しずつ加える。
5)ひと煮立ちしたら鶏肉を加える。
6)にんにくの残りと岩塩を合わせてペースト状になるまで包丁でたたき、煮立った鍋に入れる。
7)エチオピアでは、炭火でほぼ半日から一日かけて弱火で煮込みます。
8)最後にゆで卵を加えて、卵の表面の色が変わるくらいまでひと煮立ちさせたら出来上がり。
(エチオピアでは最後に、キベと呼ばれる発酵バターを入れます。独特の風味が加わります)
9)インジェラにのせて食べるのがエチオピア風ですが、パンと一緒に食べることもあります。

写真1ドロワット煮込み

ドロワット煮込みの様子

写真2ドロワット完成図

インジェラとドロワット。ゆで卵は1家でも数個なので奪い合いです。

フィールドメモ


紹介者:眞城百華